マスチックローラーのゆず肌仕上げって一体何?選ぶ際の注意点は?
2022.11.9

外壁塗装を検討している際に、マスチックローラーのゆず肌仕上げという言葉を目にしたことがありませんか。
外壁塗装が初めての方だと大きく首を傾げてしまう言葉ですが、実は私たちもよく目にする場所にたくさん使われている工法です。
今回は、マスチックローラーのゆず肌仕上げについて詳しく解説します。
 

□マスチックローラー?ゆず肌仕上げ?

 
マスチックローラーという単語も、ゆず肌仕上げという単語も、初めて聞く方がほとんどだと思います。
マスチックローラーは、塗料を塗る道具のことで、一般的なローラーとは異なり、ローラーの本体が網目状になっているのが特徴です。
そのため、一般的な液状のペンキを塗ることはできず、モルタルなどの粘度の高い塗料を厚みをつけながら塗るときに使用します。
 
ゆず肌仕上げとは、果物のゆずの皮のように凹凸をつけた塗装方法のことです。
日本の数多くの建物に使用されている工法で、少し街を歩けばすぐに見つけることができます。
 
つまり、マスチックローラーのゆず肌仕上げとは、マスチックローラーを用いてゆず肌に仕上げた工法のことを指していて、立体感のある塗装が魅力です。
 

□マスチックローラーのゆず肌仕上げを選ぶ際の注意点

 
マスチックローラーのゆず肌仕上げの最大の特徴は、ゆずのような凹凸のあるデザインです。
しかし、それ故にいくつか気をつけなければならないことがあります。
 
1つ目は、汚れが付着しやすいことです。
凹凸があるので、平面よりやはり汚れはたまりやすくなってしまいます。
マスチックローラーのゆず肌仕上げを選ぶ際は、定期的に外壁を洗い流す必要があることを頭に入れておきましょう。
 
2つ目は、濃い色合いは避けた方が賢明であることです。
マスチックローラーのゆず肌仕上げの最大の特徴である凹凸は、濃い色合いだと目立ちにくくなってしまいます。
せっかくの凹凸が目立たなくなってしまうと勿体無いので、淡い色合いを選ぶように配慮しましょう。
 
3つ目は、ゆず肌仕上げには別の意味合いがあることです。
ゆず肌仕上げという言葉には、意図的にゆず肌に仕上げた工法という意味とは別に、失敗によってできたゆず肌を指す場合もあります。
失敗によってできたゆず肌の場合には、仕上がりや耐久性が大きく変わってきます。
もしも指定した場所以外にゆず肌を見つけた場合は、速やかに相談しましょう。
 

□まとめ

 
今回は、マスチックローラーのゆず肌仕上げについて解説しました。
マスチックローラーのゆず肌仕上げとは、マスチックローラーを用いてゆず肌に仕上げる工法のことを指します。
検討する際は、色味や汚れが付着しやすいことを加味した上で考えましょう。