サイディングの継ぎ目に隙間ができると雨漏りの原因に!仕組みもご紹介!
2023.2.20

自宅のサイディング外壁の継ぎ目に隙間ができている方はいらっしゃいませんか。
その隙間を放置したままにしていると、雨漏りの原因になる可能性があるので注意が必要です。
今回は、サイディングについてとサイディングの隙間の危険度についてご紹介します。

□サイディングの継ぎ目の仕組みとは?

サイディングの継ぎ目に見られる、ゴムのような部分はコーキングと呼ばれています。
これは、雨漏りを防ぐためやサイディングを保護するために施されています。

サイディングの継ぎ目の仕組みに欠かせないコーキングとは、目地材を使って、サイディングの隙間を塞ぐ作業のことです。
冒頭でも述べたように、建物の気密性や防水性を高めるために、重要な部分です。

また、コーキングと似た意味をもつ言葉に、シーリングがあります。
シーリングはシール工事と呼ばれる場合もあります。
この3つの言葉は、業界によって呼び方が異なるもので、いずれも「継ぎ目を目地材で埋める作業」を意味し、外壁塗装に関しては同じ意味だと覚えていただいて問題ありません。

□サイディングの継ぎ目に隙間があると雨漏りの原因に!

サイディングの継ぎ目に隙間があると、雨漏りの原因になる可能性があります。
ここでは、大きく分けて3パターンの隙間の種類をご紹介します。

1つ目のパターンは、横方向の隙間です。
これは、まだ危険度は低く、基本的には問題ありません。
建物というのは、乾燥で収縮したり、人の出入りや物の重みによって多少動きます。
その際に外壁のサイディングも同時に動くことで、隙間ができることがあります。

しかし、サイディングは内側で少し重なるようにかみ合わさっている構造のため、多少の横の隙間では水が浸入して雨漏りする可能性は低いです。

2つ目のパターンは、縦方向の隙間です。
これは、縦方向に比べると危険度が高い状態です。
サイディングは縦方向のつなぎ目には重なりがないため、縦方向に隙間ができてしまうと、そのまま内部に水が入ってしまいます。

この症状は、築5から10年ほど経つと多くの家で起こるものです。
コーキング補修をして水が入らないように対処しましょう。

3つ目のパターンは外壁の浮きや反りから発生する隙間です。
これは、危険度が非常に高いです。
サイディングの反りや浮きは、外壁の経年劣化症状の中でもかなり進行した、深刻な状態です。
放置すると、サイディングの劣化がどんどん進行して、内部への水の浸入は防げず、大規模な修繕工事をしなければいけない可能性が出てきます。

また、放置はサイディングの劣化だけでなく、隙間も徐々に広がります。
隙間をこれ以上広げないためにも、早急に専門的な施工会社に依頼をしましょう。

□まとめ

今回は、サイディングについてとサイディングの隙間の危険度についてご紹介しました。
サイディングは、気密性や防水性を高める大切なものです。
サイディングに縦方向の隙間や外壁の浮きや反りから発生する隙間ができている場合は、早急に対処するようにしましょう。