FRP防水のメリットや補修方法を紹介します!
2022.9.12

マイホームのベランダや屋上の防水工事をお考えの方で、FRP防水について気になっている方はいませんか。
FRP防水を行うことで、さまざまなメリットがあります。
そこで今回は、FRP防水のメリットや補修方法についてご紹介します。
これから防水工事をしようと検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

□FRP防水ってなに?

そもそも、FRP防水とはどういったものなのでしょうか。

FRPとは、「繊維強化プラスチック」の略です。
主に住宅の防水で使用されるFRPは、ガランス繊維を混ぜ合わせたプラスチック樹脂で、白いシートのような見た目が特徴的です。
バスタブや自転車、ロケットといった、防水性だけでなく軽さと強度が求められるものに使用されています。

FRP防水とは、床上にFRPのシートを敷き、その上に樹脂を塗り固まらせる方法です。
固まった後は、プラスチックのような硬さが感じられるでしょう。
この工法は、住まいのベランダやバルコニー、屋上など幅広い場所で使用されています。

FRP防水の最大のメリットは、高い防水性です。
FRPはもともと、お風呂の浴槽やロケットなど、建物よりも遥かに高い防水性が必要なものに使われている素材です。
そのため、水を通さないということに関しては、他の工法よりも高い効果を発揮するでしょう。

□FRP防水の補修方法を紹介!

次に、FRP防水の補修方法をご紹介します。

*トップコートの塗り替え

トップコートにはポリエステル系とアクリルウレタン系のものがあり、それぞれの種類によって塗装工程が変わってきます。

ポリエステル系トップコートの場合は、まず水洗いなどで清掃した後、サンディングを行います。
その後、トップコートの塗装をします。

ウレタン系トップコートの場合は、ポリエステル系と同様にまずは水洗いで綺麗にしてから、アセトン拭きというFRP防水材の表面のワックス成分を拭き取る作業をします。
その後、FRPトップコート塗り替え専用プライマーを塗り、トップコートの塗装で仕上げます。

*部分的な補修

部分的に補修を行いたい場合でも、FRP防水で簡単に補修できます。
下地が出てくるまで浮いた防水層を削りとり、部分的にプライマーを塗って、ガラスマットの貼り付けとポリエステル樹脂の塗装を繰り返して仕上げます。

□まとめ

今回は、FRP防止とはどういうものか、メリットや補修方法をご紹介しました。
FRP防水は、ガラス繊維のシートで覆った後に表面を樹脂で固める工法で、これを行うことで高い防水性が期待できます。
もし、これから防水工事をしようとお考えの方は、FRP防水を検討してみてはいかがでしょうか。