シーリング材が劣化してしまう原因とは?対処法も合わせて紹介します!
2022.9.28

私たちが住む住宅は、常に雨や風といった自然環境の影響を受けています。
その結果、月日が経つごとに少しずつ劣化が進んでいます。
その中でも特にシーリング部分の劣化が最初に傷みやすいと言われています。
そこで今回は、シーリング材が劣化してしまう原因と対処法をご紹介します。
ぜひ参考にしてみてください。

□劣化してしまう原因とは?

まずは、シーリングが劣化してしまう原因をご紹介します。

*剥離

外壁とシーリング材との間に隙間ができることを剥離と言います。
剥離が起こる原因として、プライマーの塗り忘れ、塗りにムラがあること、外壁の動きに対してシーリングが耐えられないといったことが挙げられます。

*ひび割れ

見た目が最も分かりやすいひび割れは、言葉通りシーリング材に線のようなひびが入っている状態のことです。
シーリング材自体の劣化や寿命が原因で起こります。
長い間紫外線にさらされていることで、徐々に弾力を失い劣化していきます。

*欠落

欠落は、プライマーが不足していたり、シーリング材の選定が不足していたりすることが原因で起こります。
欠落することで、弾力性を失いスカスカの状態になるため、早めに対処する必要があります。

□シーリングにトラブルが発生した場合の対処法を紹介!

次に、シーリングにトラブルが起きた場合の対処法をご紹介します。

1つ目は、打ち増しです。
古いシーリングを取り除かずに、目地に新たなシーリング材を充填します。
既存のシーリングを取り除く手間がかからないため、費用も比較的安く済むでしょう。
しかし、シーリングに1センチ以上の厚みが設けられない場合には打ち増しできないので注意が必要です。

2つ目は、打ち替えです。
古いシーリングを取り除き、新しく充填する方法です。
サイディングの目地やサッシ周辺の目地といった、打ち増しの厚みが設けられない部分は必ず打ち替えによって対処する必要があります。

中には、費用を抑えるためにご自身でシーリング補修を行おうと思う方もいらっしゃるでしょう。
しかし、補修には多くの工程があり大変な作業なので、施工業者に相談することをおすすめします。

□まとめ

今回は、シーリング材が劣化してしまう原因と対処法をご紹介しました。
劣化の状態が深刻にならないように、定期的に点検を行い、万が一劣化が進んでいたら早めに対処しましょう。
また、その際はなるべくプロに相談するのがおすすめです。
もし、シーリングに気になることがありましたら、お気軽にご相談ください。