木造を活かした外壁を作りたい方へ!木造外壁に塗装が必要な理由をご紹介します!
2023.6.1

木造住宅の外壁には、塗装が不要だと考えている方もいらっしゃるのではないでしょうか。
木造の外壁特有の素朴な色合いと、優しい雰囲気を維持するためには、お手入れやメンテナンスが欠かせません。
そこで今回は、木造外壁の特徴と外壁塗装の必要性についてご紹介します。

□木造外壁のメリット・デメリット

木造外壁の特徴としては、木材の温かみがある風合いが挙げられます。
かつての木造外壁とは違って、近年の木造外壁にはデザイン性が高い特徴があり、サイディングボードが持っていないメリットがあるため、ここではそれについてご紹介します。

*木造外壁のメリット

木造外壁には、断熱性や調湿性に優れているメリットがあります。
木材はコンクリートに比べて、およそ15〜20倍ほどの断熱効果が期待できます。
湿度が高ければ吸収し、低ければ放出するため、エアコンを使わずとも快適に過ごせる時期が増え、そのおかげで電気代を抑えられるでしょう。

また、年月により風合いが変化し、独特の深い色合いに変化します。
そのため、長期的に使用することで、その魅力をより感じられるでしょう。

このように、木材外壁には優れた一面がありますが、一方でデメリットもあるため、ここからはそれについてご紹介します。

*木造外壁のデメリット

腐食・カビ・白アリによって傷んでしまうため、メンテナンス周期が短くなるデメリットがあります。
腐食しやすい木材を長く保つためには、コーティングを定期的に塗り直さなければなりません。
これは、木材が膨張と収縮を繰り返すことによって、表面塗装が傷みやすくなっているからです。
また、木材外壁は水や火、湿度に弱い点もデメリットです。

□木造外壁に塗装は必要?

アメリカやヨーロッパであれば、丸太をそのまま利用した建物もあります。
このような建物は、100年はもつといわれています。

しかし、それはアメリカやヨーロッパの気候であるからです。
日本のような高温多湿な気候であれば、メンテナンスや外壁塗装をする必要があります。

外壁塗装の機能としては、防水性や防火性、美観、耐久性、防虫性を維持して、木材の劣化を防ぐ機能があります。
木造外壁のメリットを維持するためにも、メンテナンスは絶対に欠かせないことを把握しておきましょう。

□まとめ

今回は、木造外壁の特徴と外壁塗装の必要性について紹介しました。
木造外壁は温かみを感じ、デザイン性にも優れているため、近年人気があります。

しかしながら、その魅力を維持するためには、定期的なメンテナンスが欠かせません。
それらを考慮したうえで、ぜひ木造外壁の家を検討してみてください。