外壁の退色はなぜ起こる?退色しやすい色としにくい色をご紹介!
2023.6.12
外壁に色あせが生じていると、少し気分が落ちてしまうかもしれません。
色あせを見つけた際は、外壁塗装をすることも大切ですが、そもそも退色しにくい色を外壁に使用することがおすすめです。
今回は、退色しやすい色と退色しにくい色をご紹介します。
□外壁の退色の原因は?退色しやすい色をご紹介!
退色が起きる原因を以下で2つでご紹介します。
*紫外線
外壁が紫外線を浴び続けることで、劣化が進み、退色が進みます。
より詳細をご説明すると、色を構成している顔料の原子が、紫外線の影響によって破壊されてしまうことで、色が褪せてしまいます。
*化学変化
化学変化によって、退色するケースもあります。
例えば、金属素材の外壁は、酸化という化学変化が起こることで、変質を起こし、退色が起きてしまいます。
さて、上記の退色が起きる原因を踏まえたうえで、退色しやすい色を以下でご紹介します。
1つ目は、赤色です。
赤色は、紫外線に対する耐性がそこまで高くなく、退色を起こしやすいです。
2つ目は、黄色です。
黄色の中でも、原色に近い鮮やかな色は、より退色しやすいと言われています。
3つ目は、緑色です。
緑色も、黄色と同様に、明るい緑色を使用することで、より色あせが目立ちやすくなるため、注意が必要です。
□退色しにくい色で外壁の美観を保とう!
一方で、退色しにくい色を以下で3つご紹介します。
1つ目は、白色です。
色あせを起こす原因として紫外線がありましたが、そもそも白色には太陽光を吸収しづらいという特徴があります。
そのため、そもそも白色は紫外線の影響を受けづらく、色あせが起きづらいというわけです。
2つ目は、黒色です。
前提として、紫外線が色の顔料の原子を破壊することで、退色は起きます。
ただ、黒色の顔料の原子は、「紫外線に破壊されづらい」という特徴があります。
そのため、黒色は退色しづらいため、色あせが気になる方は、黒色の使用を検討すると良いでしょう。
3つ目は、青色です。
赤色、黄色、緑色のような原色系の色は、色あせが目立ちやすいという特徴がある中で、青色は光を反射しやすいという特徴があります。
そのため、青色は紫外線の影響を受けづらい特性があり、退色しにくいです。
□まとめ
今回は、外壁の退色が起きる理由と、退色しやすい色や退色しにくい色について解説しました。
退色が起きる原因として、紫外線の影響や化学変化が挙げられます。
そのため、白色、黒色、青色などの、紫外線の影響を受けづらい色が、色あせしにくい色として挙げられます。