外壁のコーキングが劣化していませんか?シリコンコーキングの耐用年数をご紹介!
2023.6.28

外壁にひび割れができてしまったり外壁が剥がれてしまったりでお困りではないですか。
それはもしかしたらコーキングの劣化が原因かもしれません。
ここでは、コーキングの劣化症状とシリコンコーキングの特徴についてご紹介します。

□コーキングの劣化症状とは?

コーキングとは窓枠の周囲や部材の接ぎ目などの小さな隙間に埋め込まれたもののことを指します。
ここでは、そのコーキングが寿命を迎えたときのサインについて説明します。

1つ目は、肉痩せです。
これはコーキング材に弾力を持たせる成分が溶け、元々の厚みより薄くなってしまった状態です。
深刻度はそこまで高くない問題ですが、コーキングのへこみが大きい場合は対処しましょう。

2つ目は、ブリード現象です。
ブリード現象とはコーキング材が溶け、その溶け出したもので外壁がべたついてしまうことを指します。
これにより、外壁に黒いシミができてしまうこともあります。

3つ目は、剥離です。
これはコーキング材が外壁の接着面から剥がれてしまっている状態のことです。
雨漏りの恐れもあるのでできるだけ早めに対処しましょう。

4つ目は、断裂です。
これはコーキングが裂けている場合のことです。
裂け目があれば、コーキング材が外壁の振動や伸縮に耐えられなくなっています。
振動により裂け目が大きくなる恐れもあり、複数個所が破れている場合には早急の対応が必要です。

5つ目は、欠落です。
これはコーキング材が欠けたり、落ちたりしてしまった状態で、紹介してきた5つの中で最も深刻です。
コーキング自体がなくなっているので雨水が入り放題になり、最悪の場合は外壁の下地に水が浸入して外壁自体が反ってしまい外壁の交換が必要になることもあります。
大至急、対処するようにしましょう。

□シリコンコーキングの特徴と耐用年数

シリコン系コーキングは、水回りによく使われる一般的なコーキング材です。
耐久性が高く、費用が安いのでコストパフォーマンスが高いのも魅力です。
また、密着性に優れているため、接着剤の役割をするプライマーなしでも施工ができます。

一方で、シリコンオイルが出るので汚れが付きやすいこと、シリコンオイルが出続けるため上に塗料を重ね塗りできないことに注意しましょう。
加えて、再度塗装するときは、シリコン系のコーキングを取り払う必要があることにも留意しましょう。
耐用年数はおよそ10年ほどなので、5年程度しか持たないものもあることを考えると長めです。

□まとめ

今回は、コーキングの劣化症状とシリコンタイプのコーキングの特徴について解説しました。
コーキングは住宅の寿命を伸ばすものでもあり、それが劣化してしまうとさまざまな悪影響を引き起こすので注意しましょう。
当社は住宅のメンテナンスにも力をいれておりますので、お困りのことがございましたらお気軽にお問い合わせください。